このページの先頭です

【葉酸の取りすぎで不安】食事以外にサプリ使用は過剰摂取になる?

115views

投稿日:

 

妊活中の葉酸摂取は大切ですが、摂取量についての正しい知識がないと取りすぎの不安がつきまとうものです。この記事では葉酸の適用量と、どれくらいの葉酸を摂ると過剰摂取になってしまうのかについてまとめました。

 

葉酸の摂取は妊活中やベビ待ちの二人にとって大切ですが、葉酸ってどれ位が摂りすぎになるのかを知らずに使っている方も少なくないようです。ここから、葉酸の取りすぎの目安などわかりやすく説明していきますので、よく理解を深めたうえで葉酸を摂取するようにしていきましょう。

葉酸の取りすぎとはどれ位の摂取量?

女性が葉酸の取りすぎとなる量

厚生労働省の『日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要』によると、女性の場合、葉酸の取りすぎとなる量は、耐容上限量として目安が定められています。推奨量などの詳細は、このあとの葉酸摂取の推奨量のところで説明しますが、まずは1849歳までの女性にとって葉酸の取りすぎの目安となる上限量を明確にします。

 

1829歳女性の葉酸摂取上限

900μgを超える葉酸摂取は取りすぎとなる。

 

3049歳女性の葉酸摂取上限

1000μgを超える葉酸摂取は取りすぎとなる。

 

男性が葉酸の取りすぎとなる量

現時点では男性についても、同レポートの中で、女性と同じ上限値が設けられていることがわかります。

 

1829歳男性の葉酸摂取上限

900μgを超える葉酸摂取は取りすぎとなる。

 

3049歳男性の葉酸摂取上限

1000μgを超える葉酸摂取は取りすぎとなる。

 

このように、男女ともに葉酸の摂取量が900μg1000μgを超えるようになると取りすぎといえます。なお、この葉酸の取りすぎの目安となる耐容上限量は、サプリメントや強化食品に含まれるプテロイルモノフルタミン酸の量です。

 

葉酸摂取の推奨量についての知識

葉酸を取りすぎているのか、そうではないのかを正しく認識するためには、まず葉酸摂取の推奨量について理解しておく必要もあります。 女性の葉酸摂取の推奨量 葉酸の推奨量については男女でその量が異なってきます。また、女性の場合は、一般女性と妊活中や妊娠中、また授乳中の女性とで推奨量が分けられていることにも注意が必要です。

 

一般女性の葉酸推奨量

18~39歳の一般女性は、葉酸摂取について食事から240μgが推奨されています。

 

妊活中と妊娠中、授乳中の葉酸推奨量

先ほどの推奨量を基準として妊活中と妊娠中、さらに授乳期で推奨値が定められています。

 

妊活中と妊娠初期の葉酸推奨量

先ほどの基準の推奨量から、さらに食事から+240μgの葉酸摂取を推奨しています。つまり妊活中と妊娠中は、食事から480μgの葉酸摂取が推奨されているということです。

 

授乳期の葉酸推奨量

推奨量の240μgを基準として、さらに食事から+100μg、つまり食事から340μgの葉酸摂取を推奨しています。

 

神経管閉塞障害のリスク低減のために

しかし、じつはこれで終わりではありません。厚生労働省の表の欄外には『赤ちゃんの神経管閉塞障害のリスクの低減のために、付加的に、400μg/日のプテロイルモノグルタミン酸の摂取が望まれる。』とあります。

 

これはつまり、妊活中と妊娠初期の女性の場合は、先ほどの推奨量に加えて葉酸サプリメントから+400μgの葉酸を追加で摂取しましょうということを表しています。従って、結論的としてはこうなります。

 

妊活中と妊娠初期の女性の推奨量 =

基準(食事):240μg

+ 追加(食事):240μg

+ 追加(サプリ):400μg

= 合計880μg

 

男性の葉酸摂取の推奨量

18~39歳の一般男性は、一般女性と同じく食事から240μgの葉酸摂取が推奨されています。

 

こちらに、厚生労働省の『日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要』から抜粋した表に、ここまでの説明を注釈として入れ込んだものを張っておきますので、必要に応じて、もう一度確認をしてみてください。

 

葉酸の取りすぎで起きる症状

取りすぎた葉酸は、基本的に汗や尿で体外に排出されますが、先ほどの耐容上限量を超え続けるような過剰摂取を繰り返していると、やはり体に悪い影響が出てしまうリスクが高まってしまいます。その症状を具体的にあげると次のようなものです。

 

葉酸過敏症の可能性

葉酸を1000μgを超えて過剰に取りすぎると、葉酸過敏症を起こす可能性があり、その反応として発熱、蕁麻疹、かゆみ、呼吸障害などの症状が出ることがあります。

 

ビタミンB12欠乏症の診断を難しくする可能性

葉酸はビタミンB12と一緒に骨髄で血液を作るという働きがありますが、葉酸やビタミンB12が欠乏すると「巨赤芽球性貧血」を起こすことがあります。これは葉酸やビタミンB12が欠乏することによって正常な赤血球を作ることができず、未完成の赤血球となり巨赤芽球が増えることが原因です。

 

この巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12欠乏の際は通常の貧血症状と下肢のしびれや運動失調などの神経症状が出ます。一方、葉酸欠乏の場合は神経症状が出ないという特徴があります。

 

仮に、ビタミンB12欠乏が原因の巨赤芽球性貧血の治療で考えると、葉酸の投与で貧血を治すことはできますが神経症状はそのまま残ってしまうのです。このように葉酸を取りすぎてしまうことで、ビタミンB12欠乏症の診断が遅れ神経症状を悪化させるリスクがあります。

 

葉酸を取りすぎないようにするには

食事からのみの葉酸摂取であれば取りすぎとなってしまうことは、ほとんどないと言えます。その理由として、葉酸は水溶性のため水に溶けやすいのと熱に弱いため調理の段階で約50%が失われてしまうと言われているからです。

 

しかし、葉酸サプリメントとの使用となると、葉酸の取りすぎの可能性は否定できなくなります。例えば、1粒で400μgの葉酸を含む葉酸サプリの場合、これを3粒飲むだけで1日の上限量を大きく超えてしまうため、葉酸の取りすぎで起こる症状発症のリスクを高めることになってしまうからです。

 

逆に言えば、葉酸サプリメントから補給する場合は、容量を必ず守ることで葉酸の取りすぎを防げるといえますので、以上のことに気をつけながら葉酸サプリと上手に付き合っていきましょう。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です